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本当に優秀な人は「考える力」よりも「見る力」を大切にする【書籍紹介】

こんにちは。

「知覚」が、ビジネスパーソンに求められる能力として注目を集めている──。のだそうです。

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なぜ「知覚」が重要視されるようになったのか?

近年は社会が変化するスピードも速くなり、誰でも簡単に今までは想像もできなかったような大きなことをなせる時代になってきました。

家にいながらお仕事をするなんて、5年前はほとんど考えられなかったことが今や当然のごとく社会に広がっています。

このように、先行きが見通せない時代には、思考は本来の力を発揮できなくなります。つまり、考えても世界はそれを上回る進化を遂げてしまうわけです。

そこで今注目を集めているのが、思考の前提となる認知、すなわち「知覚(perception)」なのです。

「どこに眼を向けて、何を感じるのか?」「感じ取った事実をどう解釈するのか?」というあらゆる知的生産の”最上流”には、こうした知覚のプロセスが深くかかわっており、すべての思考はこの”初動”に大きく左右されます。

「思考力」だけで帳尻を合わせられる時代が終わろうとしているいま、真っ先に磨くべきは、「思考”以前”の力=知覚力」なのです。

「知覚」を磨くための書籍が新発売

そんな知覚力を高めるための科学的な理論と具体的なトレーニング方法を解説した一冊が、10月21日に刊行されるそうです。

その名も『知覚力を磨く──絵画を観察するように世界を見る技法』

今回は、元記事から文章を引用しつつ、今注目の知覚力を磨くのに役立ちそうなこの本をお知らせしようと思います。

「知覚」が変わるのであれば、おのずと見える世界が変わり、考えるための材料も変わります。

全く違った観点から世界を見れたら面白いので、私も予約しちゃいました。

Amazonにて予約した画像

この記事を読んで『知覚力を磨く──絵画を観察するように世界を見る技法』に興味を持っていただけたら、是非予約してみてください。

ちなみに、kindle版はすでに読むことが可能で、購入すれば今日からでも読めるみたいですね。

 

知覚力は失われつつある

人間の知的生産には、「知覚→思考→実行」という3つのステージがあります。

眼の前の情報を受容しながら解釈を施し(〈 1 〉知覚)、それに対して問題解決や意思決定をしたうえで(〈 2 〉思考)、実際のコミュニケーションやパフォーマンスに落とし込んでいく(〈 3 〉実行)。

M&Aの準備から会議のセッティング、部屋のリフォームから子どもの学校選び、日々の買い物に至るまで、すべてにおいて私たちはこの3つの段階を踏んでいます。

ここで重大なのは、知的生産の出発点には知覚があるということです。

当人がどんな知覚を持っているかによって、それに続く”下流”のプロセスの質が大きく左右されます。

ビジネス上の問題解決やイノベーション、さらには日常のちょっとした意思決定や人生の決断といったものの成否も、知覚力の影響を受けています。

元記事より

このように、知覚力は人間が何かを考えるうえで、そもそもの判断材料を提供してくれる大切なプロセスです。

ところが近年、この重大な能力が失われつつあります。

何より、人間は「純粋に見る」ことができなくなってきているのです。もちろんこれは、視力が低下しているという意味ではありません。何の先入観も持たず、ただ眼の前の事物・事象をありのままに見ることができなくなってきているのです。

元記事より

知覚できることが減ると、それに応じて得られる情報が少なくなったり、情報がゆがんだりしてしまいます。

そのような状態では、いくら素晴らしい思考力を持っていても良い選択は出来そうにありませんよね。

元記事では、写真を使った例えで私たちの知覚力がいかに貧弱なものかを体感することができます。

私も先入観をもって物事を純粋に見ることが出来なくなっているようで、とてもびっくりしました。

この本の内容とまとめ

というわけで、この本では物事を純粋に見ることが出来なくなっている私たちの知覚力を鍛えるための方法が紹介されています。

4つのポイントに絞ると、この本では以下のようなことを学べるとのこと。

【ポイント①】思考の前提となる認知=「知覚」が注目されている

ビジネスや日常生活における思考やアクションは、まず何よりも知覚に依存している。
不透明性が高い現代では、個人の知覚はますます重要になっている。
しかし、テクノロジーの発達などを背景に、物事をじっくり観察する機会やモチベーションは激減し、私たちの知覚力はかなり衰えつつある。

【ポイント②】ビジネスの現場では「思考力」より「知覚力」がものを言う

近年の脳科学では、知覚力の向上がクリエイティビティやイノベーションにもつながることが解明されつつある。
知覚力が高い人は、「眼」には見えない”現実”を、「脳」で観ることができるためだ。
実際、「目のつけどころがいい」と言われる人は、思考力以前に知覚力が優れている可能性が高い。

【ポイント③】イェール発の「知覚力トレーニング」を本邦初紹介

イェール大学で、知覚力の向上を目的とした「絵画観察トレーニング」が開発され、ハーバード大学でも同様の試みがはじまった。
複数の科学誌でその効果が実証された同プログラムは、全米100校以上で実施され、世界各国のビジネスや医療などの現場へも拡大している。

【ポイント④】単なる「教養」で終わらない”本物のリベラルアーツ”

本来、知覚というトピックの射程は広い。
そのため本書でも、古代ギリシャから現代のコロナ禍まで…脳科学・心理学・哲学・美術史学・医学・言語学・コンピュータサイエンスなどの領域をクロスオーバーしながら、「人間独自の能力」に迫る探究が繰り広げられる。

元記事より

本書を通して知覚力を磨くことで、我々の目には感動とチャンスに満ちたクリアな世界を映せるようになるとのこと。

ほかの人たちが見逃しているかもしれないものが、見えているというのは何とも楽しみな響きですよね。

見るものが変われば、おのずと導かれる結論も変わってきます。

本書からは、ただ平凡に毎日を過ごすのではなく、少しずつでも自分が成長していく感覚を味わえるのだと、期待を感じさせてくれます。

是非、『知覚力を磨く──絵画を観察するように世界を見る技法』を予約して発売日に読んでみませんか。

私も、本を読んだ後に感想記事を書いてみようと思います。

では、今回はここまで。役に立ったら、SNSでシェアしてね。

ばいっ

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