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西新宿での自動運転タクシー実証実験の振り返り|課題は多そうだけどすごい!!

 

こんにちは、おもデジ!ライブラリのたこなまです。

自動運転。これからの世界で間違いなく注目されるテクノロジーベスト3に入る技術。

なんて言っても、今の私たちの生活の中では自動運転と関わることなんてほとんどありませんよね(笑)

どんなものかも詳しくは分からないし、そもそも本当に実在してるの?という方もいるかもしれません。

ですが先日、なんと東京西新宿の公道上で、自動運転タクシーの実証実験が行われていたことを知っていたでしょうか?

しかも、実際に抽選に当たれば乗ってみることも可能だったという大イベントです。

以前にこのブログで紹介して、実験後の報告が出てきたらまた紹介することになっていました。

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7日前、ようやく実験結果が更新されたので、今回は結果について紹介していきたいと思います。

結論から言うと、「まだまだ課題は多そうだなあ」というのが今回の振り返り。

少しつまらなくなってしまうかもしれませんが、こういう発展期を知っておけば後々の自動運転の進歩についていろいろな意見を持つことが出来るはずです。

ではいこう!

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自動運転タクシーの実験概要と振り返り

詳しいことは過去の記事で見ていただきたいのですが、

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自動運転タクシーの実験概要は以下のとおり。

  • 西新宿エリアの公道で、他の一般車に交じって実験を行った
  • 乗車場所と目的地は3か所から選択可能で、計6パターンの道程を自動走行
  • 信号や、信号のない曲がり角、通常走行の加速や減速まで全て自動
  • 応募により一般の人も乗車可能だった(私は乗れなかった泣)

見ればわかると思いますが、「ガチの自動運転」です。しかも公道で。

非常にハラハラドキドキの実験ですよね。

ちなみにこちらは実験の映像です。

とりあえず実験は事故無く終わったそうですが、今回の実験では割とたくさんの課題があったそうな。

実験に使う車のシステムを開発した『株式会社 ティアフォー』で、自動運転システムを開発している木村さんと斉藤さんの報告をまとめてみました。

障害物の誤検知

今回の実証実験は、歩道の段差や落ち葉などが障害物として検知されてしまうことが多かったそうです。

例えば今回の実証実験では、車道から新宿公園に入る際には20~30cmほどの段差がある歩道を通過する必要がありますが、その様な大きい段差がある場所では適切に地面除去できず、段差を障害物として認識してしまうことが起きていました。

また、今回は秋の実験ということもあり落ち葉が非常に落ちやすい環境だったので、大量の落ち葉がまとまって落ちて来たり落ち葉が舞い上がったりすると大きな障害物としてみなされ、適切に除去出来ず障害物として認識されてしまうことが起きていました。

ティアフォー公式ブログより

要約すると、通常よりも大きな段差や風で舞い上がる落ち葉を障害物として認識してしまったということですね。

安全なのはいいことですが、脅威にならないものにも反応してしまう安全システムというのも考えものです。

実際に車が走っている道路には色々な物体があるので、”完全にどんな道でも障害物を正確に判断できる”というシステムはまだまだ先になりそうです。

交差点での素早い判断とスピーディな加速

自動運転で難しいのは、不規則な交通量を把握して、最適なタイミングで交差点を曲がること。

曲がるだけでなく、人間が不快にならないような発進と停止をしなければならないので、それがとても難しいとのこと。

原文を引用しました。

ティアフォーの自動運転システムでは、安全のために前方車との衝突余裕時間(Time to Collision)を計算し、前方車との衝突がまず起きないコンサバティブな見積もりをして右折をします。

これに加え今回の実証実験では、快適な乗り心地を実現するため車両の発進時には紳士的な加速を行う様に設定していました。

しかしながら、このコンサバティブな見積もりに加えてこのような紳士的な加速を意識していては、交通量の多い西新宿の一部の交差点で時間帯によっては曲がるタイミングがなかなか得られないことがあり、信号の変わり目では乗り心地よりも素早い加速が求められるシーンがありました。

このことから、西新宿のような交通量の多い交差点でもより自動運転サービスの可用性を高めることができるよう、人間の様にシーンに応じてコンサバティブさやアグレッシブさの加減を切り替えられるように今後取り組んでいきます。

ティアフォー公式ブログより

要約すると、人間が不快にならないような発進をしつつも、「十分に」安全に気を付けるのがめちゃくちゃ難しいってことですね。

ゆっくり加速では間に合わないことは沢山ありますが、だからと言って急発進では人間が不快になってしまう。

この微妙なバランスを、不確定要素の多い交差点で実現するにはまだまだ改良が必要なようです。

車両の個体差

また、振り返りでは車両の個体差にも課題点が見られたということです。

確かに同じ種類の車でも車によって微妙に性能は違いますし、そもそも同じ車に乗っていても、使っているうちの経年劣化でブレーキの利きやタイヤの具合が変わってきます。

なので、機械は常に一定の動作をするのではなく、車やパーツの個体差に合わせて車を操作する必要があります。

人間は無意識にこれをやってるのですが、よく考えてみるとすごいですよね。

公道を走ったといっても、課題はたくさん|でもすごい!

ということで今回は、12月に西新宿で行われた自動運転タクシーの実験結果の振り返りを紹介してみました。

なんだか課題ばっかりだなあと思った人も多いかもしれませんが、それでも公道を走ったのは事実。

快適さやミスにはまだまだ注意は必要ですが、大枠は完成しつつあると言ってもいいのではないでしょうか。

人が運転しない自動車なんて空想の世界だと思っていましたが、もう数年後には普通に無人の車が街中を走ってるようなことも普通にありそうですね!

今後も自動運転に関するニュースがあれば、記事で紹介していこうと思います。

では今回はここまで。

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ばいっ

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